2012年 10月 06日
自殺や虐待で子どもが死んでいく国…日本 |
子育ては苦労が多いものですが、最初からわが子に暴力を振るう母親がいるとは思えません。私自身も2人の娘を育てましたが、けっして良い母親でなかったと改めて思います。核家族や離婚の増加など家族の形も変化しています。家族だけでは子育てや介護、看取り等が成り立たなくなっている社会の現実に向き合う時がきています。
3年前民主党政権が発足した時のマニュフェストの柱が、1人26,000円の子ども手当でした。若い子育て世帯には期待も大きかったでしょう。しかし、児童手当の上げ幅は圧縮され、年少扶養控除が無くなってみると却って負担が増える世帯まで出てきました。貧困と格差の広がる日本、子どもの貧困は「世界一」という不名誉な統計まで出ています。本来子どもは、温かく豊かな人間関係の中で育まれるべきです。しかし、「自己責任」の個人任せにしていたのでは、少子化に歯止めはかからず、犠牲になる子どもが増え続けるのではないかと危惧しています。
保育園や学童保育などの社会基盤の整備ももちろん重要です。未来に生きる子どもたちが「最善のもの」を受けられるよう、母親達の声を届けたいと思います。
by hirosima6kujcp
| 2012-10-06 15:26
| 子育て支援