2012年 10月 14日
広島県9条の会ネットワークが小森陽一事務局長を招いて講演会 |
写真の写りが悪くて恐縮ですが、最後列から望遠でおさめさせてもらった小森陽一さんです。写真の印象とは違ってよく響くバリトンの声で、1時間40分をよどみなく、情熱的に、1つ1つの事件を関連付けながらパズルを解くように政治的背景を語る「名講演」でした。主催は尾道市や福山市、府中市、三原市など広島東部の各地の9条の会。大会議室いっぱいの参加者でした。
戦後の日本がいかにアメリカの世界戦略の一部に組み込まれてきたか、核兵器と「原子力」発電、「アーミテージ報告」の集団的自衛権の容認が、「尖閣諸島問題」の先鋭化によって画策されていること。「維新の会」が第3極になることによって「民・自・維」という改憲大連立の怖れがある現在の状況が明らかにされました。
エネルギー政策や規制緩和などの経済政策によって、今やアメリカの経済戦略にとって重要な拠点である日本。現在の選挙制度のもとで護憲政党が国政から締め出されている今、全国の草の根の民の活動は大変重要となっています。
安倍晋三政権となる強い可能性があるだけに、解散までのわずかな期間しか「個別訪問することができない」と、小森さんは会場の参加者に訴えました。「人から人でないと本当の信頼関係が作れない。庶民こそ権力者からだまされないように記憶力をフル回転して、この間の政治を検証し、隣人・知人に訴え知らせていかなくてはならない」と、小森陽一さんは結びました。
by hirosima6kujcp
| 2012-10-14 18:09
| 尾道三原地域