2012年 10月 17日
中国電力はスラップ「恫喝」訴訟をやめよ |
10月17日午前11時30分より、中国電力による「上関原発の埋め立て工事を妨害した」とする損害賠償訴訟の第15回公判が行われ、尾道、福山、三原地域から支援者21名が、原告の1人である岡田和樹さんとともに山口地方裁判所に1台のバスで乗り合わせ向かいました。
バスに中では1人1人が支援参加への思いを語り、この日自ら意見陳述を行う岡田さんの思いや感謝の言葉が語られました。反原発ソングのうたごえにみんなが手拍子するなど、志を同じくする仲間の温かさが感じられる大変収穫のあるバスツアーでした。
雨が降りしきる中でしたが、門前アピールが行われ手作りの横断を広島組が掲げていると、30年にわたりスナメリも住む「命の海」を守るため原発建設反対を貫いてきた住民も傍聴に訪れ、遠路広島東部からの支援者を歓迎して下さいました。今回は80人を超える参加者があり傍聴席35席の抽選が行われましたが、はずれた広島具に山口県民は傍聴券を譲って下さり、私も入廷することができました。ありがとうございます。
岡田和樹さんの意見陳述は、地元の「ハチの干潟」を守る住民活動に始まり、上関の素晴らしい自然環境を守るために、埋め立て工事を強行する中国電力に対し「カヤック」での抗議行動の途中に起こった事件の内容が細かく述べられていました。手荒な暴力によって怪我をしたのは訴えられた側であるという、大変不当なものだと感じました。中国電力が4800万円もの損害賠償を請求したのは、反対運動をすればこうなるといった「恫喝」と「見せしめ」以外の何物でもなく、中国電力はこうした手段で反対表明することを抑え込むことは即刻やめるべきです。
3月11日以降の、国民世論が大きく脱原発、原発ゼロが大きく広がる中で、この裁判の存在を国民の中に大きく広げていくことが重要です。報告集会の弁護団の報告集会も秀逸でした。大きな力を持った原発を続けたい勢力に対抗できるのは、ひとえに世論の広がりです。
上関原発を建てさせない祝島島民の会 山口県熊毛郡上関町祝島 ☎0820-66-2110
by hirosima6kujcp
| 2012-10-17 21:19
| 原発・エネルギー