2012年 08月 06日
あれから67年…今も明らかにならない内部被曝問題 |
広島共立病院敷地内の「被曝者が描いた絵画を街角に戻す会」の第10号碑です。負傷者でいっぱいの小学校の教室や被爆者を乗せたトラック、被災された方々の無残な姿が、被曝者自身によって描かれています。右上の方には黒い雨が…
放射性物質を含む「黒い雨」については、井伏鱒二の小説(1965年)をもとに、1989年田中好子さん主演で映画化された今村昌平監督作品が知られていますが、国が健康診断特例地域と定め被爆者援護施策をおこなっているのは、いわゆる「大雨地域」のみ。2008年に広島市などがおこなった大規模な調査では、国指定地域の6倍の広さの地域で「黒い雨」が降ったことが確認され、健康被害を訴える多くの人が置き去りにされています。広島市は降雨域の拡大を厚生労働省に求め、これによって、被爆者の援護対象の拡大などが期待されたが、厚生労働省の有識者検討会は2012年1月20日に、「降雨域を確定するのは困難」との結論を出しています。。
日本共産党の衆院比例中国ブロックの石村智子予定候補、仁比聡平前参院議員は、2月27日広島市安佐北区の住民と懇談しました。当時の生々しい記憶、証言記録をご覧ください。
昨年の大震災後に起こった福島第一原子力発電所事故でも、「黒い雨」によって汚染された水や食べ物による「内部被曝」について、シンガーソングライターの斉藤和義さんが、「ずっとウソだった」をYouTubeで公開し、怒り場爆発させています。
…教科書もCMも言ってたよ安全です
俺たちを騙して言い訳は「想定外」
懐かしいあの空くすぐったい黒い雨
ずっとウソだったんだぜ やっぱバレてしまったな
ほんとウソだったんだぜ 原子力は安全です
ずっと嘘だったんだぜ ほうれん草食いてぇなあ
ほんと嘘だったんだぜ 気づいてたろうこの事態
風に舞う放射能はもう止められない
何人が被曝すれば気がついてくれるのこの国の政府…
by hirosima6kujcp
| 2012-08-06 12:21
| 放射線内部被曝問題