2015年 01月 16日
親を看取るとは… |
今週号の「赤旗・日曜版」に、詩人で小説家のねじめ正一さんの自伝的小説「認知症の母にキッスされ」が紹介されています。50代から23年間にわたって商売をつづけながら夫を介護し、80代を過ぎて認知症を患っているお母様への、深い思いが伝わってきます。ねじめさんの「昔は守られた 今度は守る」という言葉には、愛された子どもとしての「看取り」の覚悟があらわれていて、美しいと思いました。
私の実家の両親は、今グループホームと病院に離れて暮らしています。夫婦とは歳経る毎に互いに寄り添うのか、いくら実の子どもであっても立ち入れない世界がありますが、母の認知症が深刻化した7年前からはそうもいかなくなりました。そうなって初めて「なんとこれまで親に守られてきたことか」と実感しています。
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by hirosima6kujcp
| 2015-01-16 19:07
| 家族について